局所的プロセス改善に努力を向ける


今回のテーマは「21 バッファーオリジン  22 バッファー定量化の第一ステップ 23局所的プロセス改善に努力を向ける 」(p191~p217)です。

まず私がひっかかったところは、
P204 12行目からの、
「図3をみると、確率が高いところでは、その増加ベースはっくりとなっています。…(中略)….バッファーオリジンに時間通りに到達する確率がすでに90パーセントを超えているタスクに注目し、その中から、到達が遅れているタスクに手を貸してあげるのです」
というところです。
ここでいう図3というのは下のようなグラフの事です。
 IMG_0619

タスクを完成する確率(縦軸)とタスク開始からの時間(横軸)との関係を表したグラフですが、

何故このような曲線になるのか?という事にまずひっかかりました。
プログラムのバグの発見率、プロジェクトの進捗具合などは必ずこういった関係になるそうです。
ネットで調べてみますと、「成長曲線」(ゴンペルツ曲線、ロジスティック曲線)というものが該当するようです。
これは経験的に統計などから数値化したグラフであるようです。
計算自体は大変複雑なものでしたので、これ以上の追求はしませんでした。
とにかくこういう風になるそうです。
経験則なのです。
それを前提とした話なのですね。
●この図でみると、最初0%~90%ぐらいまではほぼ順調に伸びていきます。(進んでいきます)
ところが90%を超えると途端に進み具合がゆるやかになり、なかなか100%に到達しません。
 (※理論上は100%にはなりません)
という事は達成率が90%を超えているタスクを優先的に「督促」してあげた方が、結果タスク全体が早く終るという理論です。

(※というよりは90%達成が予定より遅れているタスクと考えた方が良いかもしれません。)

確かにそのとおりだと思います。
●ではちなみに達成率90%とはどのぐらいの時間が経過したものなのか、考えてみました。
若干適当ではありますが、上記のグラフに手を加えてみました。赤線でひいてあるところが90%の達成率です。
時間(横軸)の交わるところをみてみると、大体65%ぐらいでしょうか。
案外早く来るものなのですね。

IMG_0619-2

●つまりは予定の日数のほぼ65%ぐらいの日数が経過したところで、

まだ90%に達成していないタスクがあれば、それを督促してあげなさい、という事のようです。
思い起こしてみれば、僕はこの時間よりもまだ結構のんびりしている事が多くありました。
結果、予定の納期に間に合わなかったという事も多々あったような気がします。
何事も終わりがけが肝心という事ですね。
徒然草の109段の「木登りの名人」の話を思い出しました。
さて、
肝心なのはこの章の後半部分です。
このような遅れてしまうタスクに何か共通している原因があるとするならば、
その共通因子に着目する事でさらに改善をしていく事が可能ではないかという事です。
●どこでタスクが止まっているのかを記録しておけば良いのです。
遅れているタスクごとに全部記録をしていけば、どこでタスクがつかえていたのかを示すリスト
いわゆる「要注意リスト」が出来上がります。(P210より)
このリストにさらに回数の多い順に優先順位をつけたものの事を「パレート・リスト」と呼ぶようです。
この「パレート・リスト」に基づいて局所的改善を導いたり、リソースごとに必要な保護キャパシティの量を定める事ができるのです。
(P216より)
まさにコントロールと呼ぶに相応しい方法が見つかったのです。(P215~P216)
と書いてあります。
確かにここまで具体的な策を講じればかなり現場の実践にも適用できるような気がしてきました。
今まで理論上の話ばかりだったのですが、ここに来てようやく実践的な話が出てきたような気がします。
以上、今回はまだ理解が浅いのですが、今後実践を通じて理解を深めていきたいと思います。
bousicom

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